平成26年度分科会「ポストRIA」

平成26年度分科会「ポストRIA」

ポストRIA担当の許田です。
今回、リーダを務めたポストRIA分科会について、活動報告をさせていただきます。

テーマ・目的

  1. 失速しつつあるRIAの代替となるアーキテクチャ、ポストRIAを探る。
  2. HTML5、WebSocket等の技術を活用し、プラットフォームに依存しないハイブリッドアプリを開発する。

RIAって何?

Rich Internet Applicationsの略。

RIAとは、ユーザインターフェースにFlashやJavaアプレット、Ajaxなどを用いて、
単純なHTMLで記述されたページよりも操作性や表現力に優れた
Webアプリケーションのこと。
(IT用語辞典 e-wardより抜粋)

HTMLだけでは静的な表現しかできなかったため、動的かつ豊かな表現ができるようにしたWebアプリケーションのことを指します。
しかしながら、昨今ではRIAは以下の理由により失速しているのが現状であるため、RIAの代替を調査するというものです。

  •  HTML5の登場

RIAを採用しなくても豊かな表現が可能に

  • スマートフォンの主流化

特に、iPhoneなどのApple社製品ではFlash非対応とすることを2010年に明言したため、
RIAを採用する=iPhoneユーザを見捨てるという構図に

ハイブリッドアプリって何?

⇒ モバイルアプリ界における、Webとネイティブの合いびき肉的な。

もう1つのテーマ、ハイブリッドアプリは、HTML, Javascript, CSSといった本来Webアプリケーションの開発に使用する技術でつくられたモバイルアプリを指します。

昨今モバイル業界ではプラットフォームの多様化が話題となっていますが、本来一つのアプリを別々のプラットフォームに対応させるには、同じ物をまったく別の方法で一から作り直すといっても過言ではないほどの膨大な労力が必要となります。

しかし、ハイブリッドアプリなら、全てのプラットフォームで取り扱えるWebの技術を仲介してアプリを構築するため、一つのソースでほとんど全てのプラットフォームに対応させる事が可能となるのです。ブラウザ上でなんでもできてしまうこの時代、Webの進化と相まってひっそりと注目を集めている分野です。

この2つのテーマに対して、調査と開発経験のノウハウを貯めることで、弊社の仕事を増やそう!(お金儲けよう!)というのがこの分科会の目的となります。

活動内容

【調査開始】

まずはRIAの代替技術にはどのようなものがあるか、各自で調査することにしました。
そのうえで、「RIA 衰退」などで検索した結果で出てきた「Single-page Application」(以下SPA)についても調べる方針で決定。
ハイブリッドアプリについてはモチベーションの高いメンバがいたため、その人がメインで調査を担当してもらうことに。

【調査報告~開発着手】

元々RIAでしか実現できなかった表現のほとんどは、今やHTML5+JSで実現可能であること、
ハイブリッドアプリについても、フレームワークや開発環境について調査してもらい開発に向けた準備が着々と進んできていることから、調査を終了し、開発を始める方針としました。
しかし、各メンバで興味のある分野が分かれていたことから、各自で開発をした結果のフィードバックをまとめる方針としました。

【開発結果】

とりあえず参考書に載っていたアプリをHTML5とNode.jsで作成した雑感としては、開発自体は出来そうだが、チームとして組織開発するには標準(Formatter, CheckStyleなど)が足りていない印象を受けました。

【最終報告】

SPAのまとめとして概要と開発するにはどのようなフレームワークが必要か、ハイブリッドアプリのまとめとして概要とMonacaによる開発手順を説明しました。
また、当初は発表資料をパワポで作成していたのですが、せっかくHTML5の調査をしているのだから、資料もHTML5でという方針になり、impress.jsを使用して作成。
結果、反応は上々だったと思います。
(発表で環境依存による不具合が出てしまいましたが・・・)

総括

スマートフォンが主流となり早数年立ちますが、アプリ需要が納まることはありません。
スマートフォン向けアプリの開発をするためにも、SPA・ハイブリッドアプリの技術は必要不可欠ですが、今回だけではとても調査しきれたとは言えません。
継続してノウハウを貯めていく必要があります。

また、私個人としてはRIAの開発経験はあるものの、今回調べはじめるまで衰退している事実を知らず、日々技術が進歩していることを痛感しました。
ですので、常に新しいものを吸収していく姿勢を大事にするよう心がけていきたいと思います。